テレビで湯島天神の梅が満開というニュースを見たので梅のスケッチをしにいざ湯島へ!
湯島は行ったことが無いのだ。
行って見るとなんのことはない、上野と殆ど一緒だった。
地下鉄の改札で道を聞いて地上へでて、言われたとおりに向って着いた先は上野公園だった。チッ!
交番で道を聞きなおして、来た道を戻り、天神が見えたところで、すぐそばのコンビニに入った。水でも買っておこうと思ったのだ。
レジでお金を払うとき、家賃を払っておかねばらないことを思い出し、天神を目前にしながらまた駅へ引き返した。
チッ!
目当ての銀行が無いので散々探し回り、ようやく見つけた銀行はアメ横のそば。もう汗だく。
しかし、休日だったので、その銀行に口座を持っていない私は結局振込みが出来ず、無駄足に終わった。チッ!
「これは湯島天神に行くなということか?」

いつまでたってもたどり着けない。
しかしせめて梅だけでも見て帰ろうと気を取り直して、天神に向った。

つくと、丁度梅祭りの最中で屋台が並び、太鼓の演奏をやっていて賑やかで楽しかった。

さて、スケッチポイントを探す。
屋台を描いたら楽しいがこれを描いたら泥沼になると分かっているのでやめる。
池の周りに梅が咲いていて、水面に梅の花びらが沢山散り、梅が水面に映って鏡のようになっているとても綺麗な池を見つけたのでそこを中心に描くことにした。

ベンチに陣取って描き始めてすぐ、隣に、隣のベンチに男の人が座ったのが視界に入った。携帯で写真をとったりしている。なぜかじっとこちらを見ているきがする。だって、私のほうを向いて座ってるんだもん。
ちらっと視線を投げるとすかさず、
「ジャパーニーズ?」って聞かれた気がした。
「え?」というとなにか、また向こうが言った。
「ネパール」に聞こえたが「え?」と聞き返すとやはり、「ネパール」という。
「へえ」と答えて終わり。

私はまたスケッチに集中し始めたがそのネパール人そばを離れない。どうもこっちを見てる。
話すきっかけを探してる気配がうかがえる。
しかし日暮れまでに私は絵を仕上げなければならないので、私は彼のほうを見なかった。
経験上、一回話し始めたらこういうのは終わりだからね。
しばらーく、そこにいたがついに諦めたのか、そのネパール人は立ち去った。
後で考えると、友達にでもなりたかったのかなーと思ったけどさ。
なんか悪いことした気がするけど良く考えると見ず知らずの人だし、無理ってもんである。

絵を描いてる人は親切だとでも思ったのだろうか?それは獣医はみな心が優しいという幻想と同じだろう。

次に、後ろに座った二人の老人の会話が聞こえてきた。
その二人は、たまたま今日始めてそこで隣り合わせに座ったらしいが、何かの拍子に同期の復員兵だと判明。
一気に距離が縮まった気配が感じられた
こんなところでまさか、同期の復員兵に生きて会えようとは、、、みたいな。
いやあ、そういう同期もあるんだね。
僕は、マレーシアに行ってましたと一人が言うと、他方は「僕はちょっといえません」という。
うわ、すっごい気になる。隠密行動でもしていたのか?

しばらく話した後、二人はまたそれぞれの方向へ帰っていった。

また描いていると誰かがそばに立ってじっと見ているのが分かる。
「ここは池が鏡になってて、きれいでしょ.梅の花が散ってるのが綺麗なんだ」とその辺の若い子にも解説してる。
私だって気付いてるって!
そして、例のごとく私のスケッチをみて、「絵がきちんとしてるね」と誉めてくれたのはいいが、
「モネの睡蓮みたいに描けばいいよ、色を変えて」とアドバイス開始。
だーかーらー、へったくそな私でも、スケッチは指図は受けたくないの。どう塗るかは私が決めるんだから!

さて、ほぼ描けた所で日が暮れ始めた。気温も下がり手がかじかんできた。
このままでは凍えて即身仏になってしまうと判断して、終了。

気がつくと冷え切ってて、トイレに直行した。
その後、銀座で友達と待ち合わせて、お茶して、帰宅。

うっかり、自分の絵が載ったカフェを紹介する番組を見そびれた。
まあ、私はそのカフェ知ってるからいいんだけど。

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